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アライグマ

アライグマ

目の周りの黒い模様と、長く太い尻尾が特徴です。タヌキと似ていますが、タヌキと違ってアライグマには眉間に黒い線があります。

全長 約 40 ~ 70 cm
体重 約 2 ~ 10 kg
日本の分布 全国
特徴 目の周りの黒い模様

アライグマの生態

アライグマは犬の仲間です。元々はペットにする目的で北アメリカからやってきました。しかし、アライグマは気性が荒いために飼い主から捨てられたり、自ら脱走してしまい、今では野生化しています。

日本国内にはアライグマの天敵がいないため、年々数を増やしています。

アライグマの性格

アライグマは攻撃的で凶暴な性格です。元々はペットとして輸入されましたが、人に懐きづらく、野性的な本能が強い動物です。アライグマがかわいくても近寄らないよう心掛けましょう。

アライグマが好きな食べ物

アライグマは雑食の動物です。小動物や鳥、昆虫といった動物も食べますが、どちらかというと草食です。特に、果物や野菜、穀物が好物です。

アライグマは手先が器用

アライグマは手先がとても器用で、食べ物などを上手に掴むことができます。手を器用に使って水の中を探ってエサを捕まえる様子が、アライグマという名前の由来にもなっています。

また、手先の器用さを活かして木を上手に上ることもできます。しかし、穴は掘りません。

アライグマの巣

アライグマはお家の屋根裏や倉庫、山の洞窟や木の陰、ほら穴など、いくつかの巣を持っていて、特に水際を好みます。夜行性のため、基本的に昼間は巣にいます。

アライグマの繁殖

アライグマの繁殖時期は特に決まっていませんが、特に4~6月にかけて多く繁殖する傾向があります。約2~3か月の短い妊娠期間で3~6頭の子を産みます。

目安として1歳を迎えたら繁殖でき、2歳を迎えたアライグマはほぼ100%の確率で妊娠する高い繁殖力を持っています。

また、アライグマは母性本能が強く、子どもが生まれると巣を守るためにさらに凶暴になります。

アライグマによる被害

アライグマは大きな身体を持ちながらも器用で、さらに何でも食べます。しかも、狭い隙間を出入りできるため、人間にさまざまな被害を与えます。

フンや尿、食べ残しによる悪臭

アライグマが建物の天井裏や床下、壁の中を巣にすると、そこでフンや尿をします。アライグマのフンは他の動物と比べて特ににおいがひどく、耐えがたいほどです。

また、持ち込んだエサの腐敗による悪臭もあります。

ダニやノミによる身体のかゆみ

アライグマにはダニやノミが付いています。アライグマが建物の天井裏や床下、壁の中を巣にすると、室内でダニやノミがわく可能性があります。刺されるとかゆみや腫れなどの症状が出ます。

ダニの中でも、ヒゼンダニは疥癬(かいせん)という皮膚病の原因となるダニです。疥癬は人間やペットにも感染するため、十分に注意しましょう。

天井裏や床下を破壊

アライグマは大型の動物で、大きなものでは体重が10kgほどあります。建物の天井裏を巣にすると、天井板を破られる可能性があります。

また、アライグマが建物の天井裏や床下、壁の中を巣すると、そこで頻繁にフンや尿をします。その箇所には日に日にフンや尿が染みて、不衛生なだけでなく、いずれその箇所が傷んでしまう可能性があります。

騒音

アライグマは夜行性の動物なので、夜中に活動します。アライグマが建物の天井裏や床下、壁の中などを巣にすると、夜中に巣を出入りして足音や活動音がドンドン、ガタゴトと鳴り、人の眠りを妨げる可能性があります。

農業被害

アライグマは雑食ですが、特にスイカやとうもろこしなどの農作物を好み、器用な前足を使ってきれいに食べます。農家の方や趣味で家庭菜園をしている方はアライグマに注意しましょう。

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アライグマの駆除方法と対策

アライグマ対策として、生ごみを毎日片づけることが挙げられます。農家の方や家庭菜園をしてらっしゃる方は、農作物をそのまま捨てないよう気を付けましょう。日頃からアライグマが嫌がる忌避剤を散布、設置、強いライトを設置しておくことも有効です。

すでに建物にアライグマが棲み着いてしまった場合は、アライグマには巣に帰る習性があるため、侵入口を塞がなくてはなりません。先に必ず忌避剤や強い光、大きな音でアライグマを追い出してから侵入口を塞ぎましょう。侵入口を1つ塞いでも安心せず、他の侵入口も慎重に調査してください。足音やにおいなど、アライグマの気配を感じなくなったら駆除は成功です。

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ご自身でアライグマの駆除をするのが難しい方や、駆除したけれど改善が見られない場合は、050-5604-1276までお電話ください。被害の状況のご確認、現状の診断、対策方法をご提案します。

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